個人でも成功しているVTuberはいるため、事務所に所属しないと伸びないということはありません。ただ、事務所に所属しているからこそ得られるメリットもたくさんあるので、個人勢VTuberとして人気を伸ばすにはかなりの苦労が必要になることも…。個人勢VTuberとして活動する前に、個人勢VTuberが伸びないといわれる理由について把握しておきましょう。
VTuberとして活動するには、アバターの制作や機材の購入、プロモーションなどさまざまな資金が必要になります。こうした活動資金は企業勢のほうがどうしても有利になってしまうので、アバターや動画などのクオリティに差が出てしまうことも…。広告やマーケティングにもお金をかけられるため、露出の機会が増えてファンの拡大につなげられるのも企業勢の強みです。
プロモーションはただお金をかければいいというものではなく、成果につながるためのノウハウも求められます。
VTuber事業を展開している企業であれば、プロモーションのノウハウを蓄積しており、ターゲット層に応じたキャラクター設定や動画・配信企画を考案することが可能。また、ブランド力の高い大手のVTuber事務所だと、デビュー前から注目を集められるので、初配信の時点でチャンネル登録者数を大きく伸ばすことも珍しくありません。
個人勢の場合は知名度を上げるために地道に活動を続けていく必要があるため、人気を伸ばすのに時間がかかってしまいます。
多くのVTuberが所属している横のつながりを生かして、大型企画やコラボ配信を行えるのも企業勢VTuberならではの強みです。また、人気のある先輩VTuberに宣伝してもらったりコラボしてもらったりすることで、認知度の向上や新規ファンの獲得につなげられます。個人勢だと、まずは同じ個人勢や企業勢のVTuberとのつながりをつくるところから始めなければいけません。
YouTubeのチャンネル登録者数を伸ばすには、YouTubeのアナリティクス機能や外部の解析ツールを使って分析しながら、改善を重ねることが大切です。自分と似た活動スタイルやテーマで人気を集めているVTuberの動画や配信をチェックすることも、客観的な分析や対策の検討に役立ちます。
ただ、アナリティクス機能や解析ツールを使いこなすのにも知識が必要になってくるほか、どんな対策を講じればいいのか分からないという方もいるはず。企業勢であれば今後の活動方針や配信内容などを事務所に相談できるので、1人でも試行錯誤する必要がないというのも事務所に所属するメリットです。
個人勢ならではのメリットももちろんありますが、人気を効率的に伸ばしたいのであれば資金力やノウハウ、ブランド力のある事務所に所属するのがおすすめです。
複数のアプリで配信した経験があるVライバーさん10名にアンケートを実施。具体的な体験談を基に、おすすめの配信アプリを紹介しています。
(※1)IRIAM公式YouTubeチャンネルにオリジナルソングのMVが公開されているVライバーの所属事務所を調査したところ、所属VライバーのMV本数が最多(7本)だった事務所(2024年10月16日時点・編集チームによる独自調査)
参照元:YouTube「IRIAM公式チャンネル」(https://www.youtube.com/@iriam2435)
【選定条件】
2024年8月13日時点のGoogle「Vライバー事務所」で公式HPが表示された65事務所のうち、VライバーまたはVtuberが所属しており、常設オーディションを実施している57社を調査。その中から、以下の条件に当てはまる3社を選出しています。
・VTuber事業を手掛けている
・Youtube以外のプラットフォームでも配信活動ができる
・配信未経験者でも応募できる
・デビュー時の立ち絵を無償で提供している